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実説 城谷怪談 撰集七十六  Por  arte de portada

実説 城谷怪談 撰集七十六

De: 城谷 歩
Narrado por: 城谷 歩
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Resumen del Editor

老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。

内容紹介
「もう少しだけ傍にいて」(23分)
秀美さんという60代の女性が体験した、今から二十年ほど前の出来事。
子育てに懸命だったその当時に、三歳年下のナホさんといういうママ友が出来ました。年下ではあるけれど頼りがいのあるしっかり者のナホさんとすっかり仲良くなり、以来子供が大きくなってからも親友のようなお付き合いが続いていたのですが、ある日ナホさんは脳内出血で突然倒れてしまいます。 「上へ続く花畑」(20分)
沖縄県在住の川上さんという女性は幼いころ事情があって祖母とともに暮らしていた時期があるそうです。
同時期にやはりご両親を亡くされた従姉のお姉さんと祖母の息子さんとで過ごしていたそうですが、しばらくしてお婆さんがガンを患い他界し、それから二十年後に東京に出て一人暮らしだった従姉のお姉さんも白血病に侵され亡くなったそうです。

「怖い家 前編」(22分)
武田さんという女性がまだ小学生の時の事。仲良しのMちゃんが「今日両親が二人とも不在でおばあちゃんだけしかいないの」というので、お泊りに行きたいと申し出ると二つ返事で「おいでよ」という。わくわくしてはおりましたが同時にどことなく薄気味悪さを感じたのは、Mちゃんの家がどこもどんよりと暗かったからでしょうか。
「怖い家 後編」(23分)
怖いのは平気だと強がってはみたものの武田さんは大の怖がり。
家の暗さといい、Mちゃんの話といい、二階から聞こえる足音といい、とても怖くなってしまいますが、せっかく泊まりに来たし、怖いから帰るとも言い出せずに夜を迎えました。
できれば不穏な足音が聞えた二階ではなく一階で寝たかったのですが、寝室は二階とのこと……。Mちゃんと二人で二階に上がると三部屋あり、Mちゃんは何を思ってか正面の部屋のドアを開けた。
©2021 Wataru shirotani

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