• つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

  • De: おぎたま
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つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

De: おぎたま
  • Resumen

  • ★隔週水曜・夜10時更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。   ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
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  • #35 おぎたまこの一冊「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」
    Jul 31 2024

    おぎたまは、お互いに面白かった本をおススメしあう習性があります。同じ本を読んだ感想を友がたりするのは、他では味わえない時間です。

     今回の1冊は藤原行成が書き、倉本一宏先生が編集なさった「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」です。

     トップオブトップである藤原道長の記した『御堂関白記』、賢人右府と称えられた政府のご意見番・藤原実資の記した『小右記』、そしてそれらに並ぶ『権記』。藤原行成は彼なりの視点でひたむきに己の仕事を書き残しました。高校時代はただの知識でしかなかった『権記』ですが、平成を超え、20世紀を超え、21世紀の令和の時代なって初めて、血の通った古記録としてその温もりと息遣いが胸に迫ってきたのです。

     そんな『権記』をおぎが勝手におたまに送りつけたところから、今日の友がたりは始まりです。さあ、今宵もいつものつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。

    ※ご注意ください※

    この回では「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」について熱く語りますので、ネタばれありです。本書をゆっくりと読みたい方はご注意ください。


    <時のしおり>

    (00:00) 今夏はこれ一択!行成くん日記

    (03:35) 倉本先生には感謝しかない

    (09:27) 「権記」ならではの面白さ

    (10:50) ちょっとグロい夢を見た日

    (18:30) 夫の鑑!まめびとな行成

    (23:13) 読み比べで楽しむ“行成らしさ”

    (25:08) 三者三様、祝いの席での騒動

    (28:24) 道長&実資の日記を覗くと

    (30:58) 実際、行成はどう思ってたのか?

    (35:06)一条帝は誰に歌を残したか


    <おぎ注>

    「露の身の 仮の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる ことぞ悲しき」『権記・ビギナーズクラシックス日本の古典』より。おぎ訳:露のようにはかない我が身であった。この世に君を置いて逝かねばならぬことが悲しいのだ。


    <出典>

    『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫

    https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322103000169/?cvid=ssuggest


    『藤原道長「御堂関白記」を読む』 倉本一宏著 講談社BOOK倶楽部

    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871


    『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫

    https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/


    <参考>

    #28 おぎたまこの一冊「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」

    https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2i2n62





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    44 m
  • 光る君へ日記 第29回 「母として」
    Jul 29 2024

    大河ドラマは人の一生を描くドラマであるとは知っているのですが、吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)の生き様というのは何と凄まじく、強く、悲しいものだったのでしょうか。彼女を主人公とした大河ドラマをいつか見てみたいとも思うほどでありました。

    もうお一方。佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)様。まさかのあっけないご退場に声も出せずにいたのは私だけではありますまい。思い返せば「馬にニケツは道交法違反ではないのか?」だの、「好きな子にはいじめたくなるタイプ」だの、「灰かぶりやむなし!」だのとさんざん言いまくったのでありますが、賢子ちゃんを抱っこする佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)はひたすらに懐と愛情の深い素敵なイケオジでありました。

    それにしても、ああ、長かった、とても。とても長かったです。ようやく、まひろが「源氏物語」を書き始めました。一体どこから書き始めたの?系図は書かなかったの?年表とかなしでぶっつけで?などいろいろと突っ込みたいところはたくさんあるのですが、それはさておいて。

    さあさあ、今宵も友がたりをいたしましょう。いつものつぼねにおいでませ。

    <今回配信の注意>

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。


    <おぎ注> 

    『源氏物語』第27帖篝火(かがりび):玉鬘を引き取った源氏に対抗して、内大臣が探し出した近江の君に大変な悪評が経っていることを知った玉鬘が胸をなでおろす章段。源氏物語の章段にしてはとても短い。

    ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!


    <参考>

    『枕草子のたくらみ』 山本淳子著 朝日新聞出版https://publications.asahi.com/product/18976.html

    ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pnW9kgekV4/


    【用語集】第29回より「四十の賀、御薬の儀」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMGjW6qrOn/


    #19 おぎたまこの一冊「枕草子のたくらみ」

    https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2as07l

    #30 蜻蛉日記 妄想キャスティング

    https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2jhgju


    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

    ※内容は諸説あります。

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    49 m
  • 光る君へ日記 第28回 「一帝二后」
    Jul 22 2024

    とうとうこの日が来てしまうことを、もちろん知ってはいたのですが、いざその時が来てみると、なんとも言葉にできないものでございます。

    東京と九州の距離が近くなったとはいえ、今日のこの回ばかりは、隣で見ることができなかったことが悲しく、辛い時間でありました。もちろんそれは、定子の身罷った後、独りで涙を流す塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)に比ぶべきものでもないのですが。

    本当は、一帝二后の立役者・渡辺行成(藤原行成・渡辺大知さん)の活躍や、御堂関白記を黒塗りにする柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)様子や、笛を吹く塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)と見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)のやりとり、青ざしをそっと差し出すウイカ少納言など、名場面・名シーンてんこ盛りだったのですよ。

    そんなことも吹っ飛ぶほどの、この辛くて悲しい回を友がたりしましょう。いつものつぼねにお越しください。

    <今回配信の注意>

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。


    <おぎ注> 

    「夜もすがら 契しことを 忘れずは 恋ひむ涙の 色ぞゆかしき」(栄花物語)

    →おぎ訳:「ずっと一緒にいよう」と一晩中約束したことを覚えていてくれるのなら、あなたは泣いてくれるでしょう。その涙の色を見てみたい。


    「夢路にも露や置くらむ夜もすがら かよへる袖のひちて乾かぬ」(紀貫之/古今和歌集574)

    →おぎ訳:あなたのところへ行きたくても行けない夢を一晩中見た。起きたら泣いていたんだ。


    「光る君へ 第23回雪の舞うころ」で、一条天皇が定子の好きな歌として行成に紹介した。定子が最後に残した歌はこの歌が元ネタではなかろうかとおぎは思っている。


    ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!


    <参考>

    『藤原道長「御堂関白記」を読む』  倉本一宏著 講談社学術文庫https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871

    『枕草子のたくらみ』 山本淳子著 朝日新聞出版https://publications.asahi.com/product/18976.html


    ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p7myl949D7/


    ドラマをもっと楽しむコラム

    「をしへて!風俗考証 佐多芳彦さん 清少納言が『枕草子』に記した青ざしの思い出」

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pqdOjxMLJo/


    「をしへて! 佐多芳彦さん ~本宮の儀に臨んだ藤原彰子の衣装」

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pO3Y0o532k/


    【用語集】第28回より「青ざし/立后」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pDdQY6Renx/

    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

    ※内容は諸説あります。

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    HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com


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