• #145 芳醇かつ流麗なピアノの響きを追求したラヴェル『ラ・ヴァルス』
    May 10 2024

    前回に続いて、ラヴェルの『ラ・ヴァルス』をお届けします。


    今回は色彩感豊かなオーケストラ・バージョンとは違った、いわば同じ色合いで濃淡をくっきりと浮かび上げるピアノならではのサウンドをお楽しみいただきたいと思います。


    番組後半では、吉田秀和氏が朝日新聞に長年執筆していた「音楽展望」という記事に触れ、ラヴェルの人間像を物語る3つのエピソードが披露されます。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『ラ・ヴァルス』 指揮/中田昌樹 演奏/エルムの鐘交響楽団(管弦楽版)、今岡美保・望月美希(2台ピアノ版)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    32 mins
  • #144 渦巻く雲の中に浮かぶワルツを踊る男女の姿、ラヴェル『ラ・ヴァルス』
    May 3 2024

    2週にわたって、モーリス・ラヴェルの『ラ・ヴァルス』をお届けします。


    ワルツはフランス語だとヴァルス。はじめピアノ・ソロのために書かれた曲ですが、後にラヴェル自身がピアノ・デュオとオーケストラのために編曲しました。今回はピアノ・デュオ版とオーケストラ版を聴きましょう。


    単色の墨絵のような情景から、多色の錦絵の世界へと変化する様が如実に現れ、それぞれの良さをうまく生かした作品が味わえるのではないでしょうか。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『ラ・ヴァルス』 指揮/中田昌樹 演奏/エルムの鐘交響楽団(管弦楽版)、今岡美保・望月美希(2台ピアノ版)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    30 mins
  • #143 エロール『ザンパ』再び!
    Apr 26 2024

    #39でもご紹介したフェルディナン・エロールの『ザンパ』を再びお届けします。


    オッフェンバックの作品とも共通して賑々しく軽快な曲想ではありながら、エロールの作品にはパリ・オペラ座やパリ・オペラ・コミック座で演奏される事を念頭にして、より理路整然とした、構築性があるように思われます。


    これは、エロールが名誉あるローマ大賞を得て、ローマにだけでなく、ウィーンなどなどの異文化に触れたことも影響しているでしょうか...。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】フェルディナン・エロール作曲『ザンパ』序曲 指揮/中田昌樹 演奏/関西学院交響楽団

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    23 mins
  • #142 賑々しいだけではないオッフェンバック『天国と地獄]序曲
    Apr 19 2024

    前々回お届けしたオッフェンバックの『天国と地獄』は賑々しいだけの曲ではありません。抒情的でメロディアスな部分があってこその絶妙なバランスで成り立っている名曲です。


    番組後半では、ムーラン・ルージュと並んでパリのキャバレー文化を代表するミュージックホール、クレイジーホースにまつわる貴重な体験談がお聞きいただけます。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『天国と地獄』序曲

        Martin Sieghart/指揮 CSR Symphony Orchestra, Bratislava/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    25 mins
  • #141 絶世の美女を想起させる流麗な音楽オッフェンバック『美しきエレーヌ』序曲
    Apr 12 2024

    今週は、絶世の美女であったスパルタ王妃ヘレネの誘惑のストーリーをオペレッタにしたオッフェンバック『美しきエレーヌ』をお届けします。


    ここでパロディ化されているのは、当時の絶世の美女であった皇帝ナポレオン3世の妻、ウジェーヌではないかという説もありますが、真偽の程はともあれ、この作品も『天国と地獄』同様大成功を収めます。


    このオペレッタのフランス語の原題は『La Belle Hélène(ラ・ベル・エレーヌ)』。これは洋梨とチョコレートを使ったフランスの代表的なスイーツの名前でもあるのですが、このオペレッタが由来という説もあります。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『美しきエレーヌ』序曲

        Darrell Ang/指揮 Lille National Orchestra/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    20 mins
  • #140 当時の世相を反映し大ヒットしたオッフェンバック『天国と地獄』序曲
    Apr 5 2024

    今回は、連続228回も上演されたほど大当たりをしたジャック・オッフェンバック作曲の『天国と地獄』をお届けします。


    ギリシャ神話のオルフェオとエウリディーチェの悲劇を、当時の世相を反映した《夢幻オペラ》(Opéra féérie)として喜劇化した作品に、当時の聴衆はおおいに興味をそそられました。


    そのストーリーもさることながら、優美な旋律とそれを盛り立てるハーモニーの進行の素晴らしさもこの作品の大きな魅力となっています。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『天国と地獄』序曲

        Martin Sieghart/指揮 CSR Symphony Orchestra, Bratislava/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    17 mins
  • #139 多様で聴き応えあるデザンクロ『サクソフォン四重奏曲』
    Mar 29 2024

    ビゼー『アルルの女』、ドビュッシー『アルトサクソフォンと管弦楽のための狂詩曲』、ムソルグスキー作曲/ラヴェル編曲『展覧会の絵』より「古城」と、サクソフォン・ソロにフォーカスしてご紹介してきましたが、今回はサクソフォンの四重奏曲をお届けします。


    この作品はアルフレッド・デザンクロが1964年に作曲、サクソフォンの特性を熟知した上で、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4本の音色や音量を活かしつつ、多様な音楽を紡ぎ出して行きます。それゆえに、高い演奏技術も求められる難曲です。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】アルフレッド・デザンクロ作曲『サクソフォン四重奏曲』

        日本経済大学・吹奏楽部/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    22 mins
  • #138 サクソフォンの名曲といえばラヴェル編曲『展覧会の絵』- 「古城」
    Mar 22 2024

    今週もサクソフォンの音色を活かしたムソルグスキー作曲、モーリス・ラヴェル編曲の組曲『展覧会の絵』より第2曲「古城」をお届けします。


    『展覧会の絵』の原曲はピアノ・ソロでしたが、そのスケールの大きさゆえに、ボストン・シンフォニーの音楽監督だったセルゲイ・クーセヴェッキーがこの曲のオーケストレーションをラヴェルに依頼。


    ラヴェルは「古城」の古く朽ちた城の暗さを表現するのに、やはり音域の幅が広く表現力豊かなサクソフォンを選んだのでしょうか。


    奇しくも、ナビゲーターの中田昌樹さんのヨーロッパ・デビュー演奏会のメイン曲が、この『展覧会の絵』。その選曲にまつわるエピソードが番組後半で明かされます。


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    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モデスト・ムソルグスキー作曲/モーリス・ラヴェル編曲 組曲『展覧会の絵』:第2曲 古城

        Leonard Slatkin/指揮 Lyon National Orchestra/演奏

         イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ

    【提供】笹川日仏財団

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    16 mins