• #17【通史】世界史①オリエント13:アケメネス朝ペルシア(その3)
    Sep 28 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第15回目はオリエントの歴史「アケメネス朝ペルシア(その3)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アケメネス朝ペルシアではイラン人の民族的宗教であるゾロアスター教が信仰された。光の神アフラ=マズタと暗黒の神アーリマンが戦い、さいごは光の神が勝利して人類を裁くという教え(最後の審判)があり、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に影響を与える。

    首都はスサのほかに複数あり、中でもダレイオス1世の治世に建設したペルセポリスはペルシアの栄光を集約した壮大な都市だった。


    前5世紀前半にギリシア遠征(ペルシア戦争)を行うが失敗に終わる。しかし、その後もアケメネス朝の支配は揺るがなかった。

    前4世紀に内紛で衰退し、前330年にマケドニアのアレクサンドロスに滅ぼされた。



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  • #16【通史】世界史①オリエント12:アケメネス朝ペルシア(その2)
    Sep 26 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第16回目はオリエントの歴史「アケメネス朝ペルシア(その2)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アケメネス朝ペルシアは、広大な領土を支配するため行政の中心都市スサから小アジアのサルデスまで「王の道」を建設した。駅伝制をしき「王の道」に代表される国道を整備して王都と地方を直結させる。


    アッシリアとは異なり服属民の自治を認めるなど寛容的で、多様な民族の共存と平和的な統治が実現された。

    公用語はペルシア語とアラム語が用いられ、金・銀貨を発行し、フェニキア人やアラム人の商業活動を保護する。


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  • #15【通史】世界史①オリエント11:アケメネス朝ペルシア(その1)
    Sep 24 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第15回目はオリエントの歴史「アケメネス朝ペルシア(その1)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    前550年にインド=ヨーロッパ語系のイラン人がメディアを滅ぼしてアケメネス朝ペルシアを建国する。

    建国者のキュロス2世はメディア以外にリディア、そして前593年に新バビロニアを征服し、翌年にヘブライ人(ユダヤ人)を解放している。

    第3代のダレイオス1世の時に全盛期をむかえ、東はインダス川から西はエーゲ海北岸に及ぶ大帝国となり、オリエントは再び統一された。

    帝国全土を約20の州に分け、各州にサトラップとよばれる知事を配置して「王の目」「王の耳」とよばれる王直属の監察官を巡回させて中央集権をはかった。


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  • #14【通史】世界史①オリエント10:4王国分立時代
    Sep 20 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第14回目はオリエントの歴史「4王国分立時代」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アッシリアの滅亡後、オリエントにはメディア、リディア、新バビロニア、エジプトの4王国が分立する。4王国の中でもっとも強勢となった新バビロニアは前586年にユダ王国を滅ぼしバビロン捕囚を行った。

    小アジアの西部に建国したリディアは鉱山開発によって台頭し、最古の金属貨幣を発行して交易を活性化させ、ギリシアにも影響を与える。

    イラン高原に建国したメディア王国は、前612年に新バビロニアと共にアッシリアを倒す。エジプトはフェニキア人やギリシア人との交易を盛んに行った。

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  • #13【通史】世界史①オリエント9:アッシリア
    Sep 17 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第13回目はオリエントの歴史「アッシリア」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    前2千年紀はじめに北メソポタミアに建国したセム語系のアッシリアは、前15世紀には一時ミタンニ王国に服属したが、その後独立を回復し鉄製武器で武装した歩兵や騎兵で軍事力を養った。

    前671年にはエジプトを占領して全オリエントを統一。史上初となる多数の民族を支配する世界帝国を建設する。首都はニネヴェで、アッシュール=バニパル王のときに最盛期をむかえる。

    アッシリア帝国は、全国を州に分け、各州に総督を派遣し中央集権政治を行う。しかし、強制移住や過酷な徴税などの理由で各地で反乱が起こり前612年に滅亡した。

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  • #12【通史】世界史①オリエント8:東地中海沿岸②ヘブライ人
    Sep 11 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第8回目はオリエントの歴史「東地中海沿岸②」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    前1500年ごろ、遊牧民であったヘブライ人はパレスチナに定住し、その一部はエジプトに移住した。前11世紀末に、「海の民」の一派であるペリシテ人に対抗するため諸部族が連合して王国を形成した。ダヴィデ王のとき、イェルサレムを都とし、その子ソロモン王は支配領域を拡大し交易で繁栄した。


    しかしソロモン王の死後、王国は南北に分裂する。北のイスラエルはアッシリア(前722年)に、南のユダ王国は新バビロニアに滅ぼされる(前586年)。数万の住民がバビロンに連れ去られ、後に「バビロン捕囚」と呼ばれる。


    苦難のなかでヘブライ人は、唯一神ヤハウェを信仰し、神により選民としての特別な恩恵を与えられるという「選民思想」や、救世主(メシア)の出現を待望する信仰を生み出した。

    約50年後に新バビロニア王国滅亡後、彼らは解放されイェルサレムに帰国しユダヤ教、旧約聖書を成立させた。

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  • #11【通史】世界史①オリエント7:東地中海沿岸①アラム人・フェニキア人
    Sep 7 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第7回目はオリエントの歴史「東地中海沿岸①」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    東地中海沿岸地方は、メソポタミアから地中海、紅海、エジプトへ通じるルート上にあり、古くから交易の拠点が形成された。

    シリアではセム語系民族のアラム人がダマスクスを中心に隊商を組織して内陸貿易で活躍。フェニキア人はシドン・ティルスを拠点に地中海貿易で活躍し、北アフリカにカルタゴなどの植民市を建てる。

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  • #10【通史】世界史①オリエント6:エジプト3
    Sep 2 2024

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第6回目はオリエントの歴史「エジプト3」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    エジプト人は霊魂の不滅を信じて遺体をミイラとして保存し、「死者の書」と共に埋葬した。エジプト文字には碑文や墓室、石棺などに刻まれた象形文字の神聖文字(ヒエログリフ)と、パピルスに書かれた民用文字(デモティック)とがあった。

    また、エジプトで発達した測地術は、ギリシアの幾何学の基になり、太陽暦は、のちにローマで採用されてユリウス暦となった。

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