• 186 中勘助 銀の匙 114(後編7①) @ LeoN Radio 我らの文学

  • Jul 18 2024
  • Length: 24 mins
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186 中勘助 銀の匙 114(後編7①) @ LeoN Radio 我らの文学  By  cover art

186 中勘助 銀の匙 114(後編7①) @ LeoN Radio 我らの文学

  • Summary

  • ラジオ収録202400710

    「レオンラジオ日の出」テーマ曲 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 楠元純一郎 中国語翻訳・朗読 レオー(中国語講師・中国大慶の小学校美術教諭)朗読 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)読解者 福留邦浩(国際関係学博士)

     兄はいろいろとしてずゐぶん熱心に、綿密に、厳格に教育を施したが、あるときふとしたことから二人はこのお互に難儀な関係をきつぱりと断つてしまふことになつた。

     <ずゐぶん→ずいぶん(随分)→かなり、とても。綿密(めんみつ)に→詳しく細かく。施(ほどこ)す→与える、行う。ふとしたことから→思いがけない、偶然の、ちょっとしたことから、ひょんなことから。難儀(なんぎ)な→厄介(やっかい)な、面倒(めんどう)な。きっぱりと→固い決意で、断固とした態度で、はっきりと行う様。>

    尽管哥哥从各个方面格外热心、周到且严格地管教我,但一次偶然发生的事还是彻底阻断了这份让我们彼此都十分为难的关系。


     いつ頃からか兄は釣り堀の鯉だけでは満足しなくなつて投網とあみの稽古をはじめ、れいのとほりびくをさげさせてさいさい私を近処の川へつれていつた。

    <釣り堀(つりぼり)、投網(とあみ)→円状の網を魚のいるところに投げると網の先端についている錘(おもり)が沈み、網のポケットに入り込んだ魚をとることができる道具。びく→釣ったり、投網でとった魚を入れておく道具。さいさい→再三、何度も。>

    不记得从什么时候开始,哥哥不再满足于在鱼塘钓鲤鱼,开始练习撒网,一次又一次地让我和以前一样提着鱼篓跟他去附近的河边。


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